息子とロボット工作
このページが「★つくるホームページ」のプロローグでした.

そもそもわたしが工作好きなので,子供たちにも工作材料や必要な道具は要るだけ与えるようにしています.各種筆記具,定規,画用紙,厚紙,トレーシングペーパー,ケント紙,糊,セロテープ,ガムテープ,麻ひも,磁石,モーター,電池,カッターマット,カッターナイフ,ニッパー,ラジペン,大小ドライバー等々.道具や水性塗料は各自が自分の「道具箱」にしまっています.

のこぎり,かんな,ノミ,やすり,ハンドドリルといった大工道具は共通の「工具箱」にあります.大きめの「工作箱」には板,木片,プラ板,プラ棒,プラパイプ,針金,銅板,ハケ,ニス,ペンキ,エナメル線,電球,モーター,電池ボックス等々が入っています.他に「電池箱」「ボンド箱」もあります.

ニンテンドー64の「ゼルダの伝説〜時のオカリナ」の影響で,長男が「宝箱を作りたい」というので挑戦してみました.

フタが丸くなければいけないというので悩みましたが,東急ハンズにそのための部材を売っていました.正面の幅が20cmほどの大きさです.板を切って,貼りあわせて,ニスを塗って,角に銅板を貼って,銅の釘を打った力作.時間が経つと銅板が渋い色に変わっていきます.

宝箱というからには鍵がかからなければなりません.メッキが興ざめなのですが適当なものが見つかりませんでした.いまは文字通り,長男の「宝箱」になっています.ちなみに,そのとき次男は(木製の)剣と盾を作りました.その剣を削るために使ったカンナがのちに鰹節削り器に変わったのでした.(笑)

■ ロボット工作のきっかけ

きっかけは1999年1月,当時小学1年の長男が「ロボットをつくりたい」と言ったこと.

それはわたしの好奇心もくすぐりました.彼のイメージにはSONYのAIBOがあったようですが,まずは「動くおもちゃ」から始めることにしました.

田宮模型のユニバーサルプレートセット(300円)をシャーシにして,モーターとタイヤをつけて動かすことを考えました.

■ ステップアップ

  1. ギアボックスを使わずに,モーターの軸と車輪の軸をゴムチューブで直結.机の上ではなんとか走るけれど絨毯の上では無理でした.

    ゴムチューブ自動車の上に写っているのは,マブチモーターを分解して,モーターの仕組みが見えるようにしたものです.

  2. モーターにプロペラを付けて風力自動車をつくりました.やはり机の上のように抵抗の少ないところでないと動きません.

  3. クラウンギアを1枚使ってみたところ,絨毯の上でも座布団の上でも走りました.

回転は速くてもトルクがなければ前に進めない.ギアの使い方と意味を感覚的につかんでほしかったのですがいまいちピンと来ないみたい.当時はまだ小学2年生.いまは3年生になって割り算を習ったからようやくギア比の話もできるようになりました.理屈は本人が疑問をもったときに話しましょう.

■ エレキット

その後,エレキットのメデューサ2(音センサー4足歩行ロボット)など組み立ててみましたが,キットは他のオモチャ同様,すぐに飽きてしまい壊れていってしまいます.そのまま捨ててしまうのはもったいないので音センサー回路だけ取っておいて,あとでユニバーサルプレートの自動車に搭載しました.

汎用部品を使って組み立てれば,不要になれば分解して再利用できるのでゴミになりません.

子供たちは電気製品の分解も大好き.壊れた扇風機や,捨ててあったビデオデッキ,ハードディスクもありました.パソコンの不要基板を与えるとふたりでICを抜いて集めていました.昔は真空管,今はICなんですね.

そのICを何に使うのかと訊ねたら「みんなに分けてあげるんだ.たくさんできたら」「なにが?」「コンピュータ」.(思わず感動) そう,いつかコンピュータを「工作」しような!

その後ロボット工作は,わたしの好奇心のままにレゴのロボットワクチン君へと広がっていくのでありました.

OCTOBER 2000