レゴのロボット
  • ブロックの形
  •  
    ■ 動くブロック

    息子たちが幼い頃,DUPLOというブロックを与えていたので,彼らの成長に応じてLEGOブロックにシフトしていきました.LEGO TECHNINCシリーズには高度な作品もありますが「所詮はオモチャ」だと思っていました.

    ところが,そこへLEGO MINDSTORMシリーズの ROBOTICS INVENTION SYSTEM(RIS) が発売されたのです.

    タッチセンサー,光センサーなどの入力を検出し,プログラムで最大3個のモーターや電球を制御できるのです.白い紙に黒マジックで線を描いて,その線の上を走らせる「ライントレーサー」もできてしまいます.

    素人ながら「これは機械制御そのものじゃないか」というわけで3万円ちょっと出して輸入品を購入しました.(いまでは一般の玩具店でも扱っています) 高価ですがそれだけの値打ちはあるとわたしは思います.大人になっても楽しめるのですから.(笑)

    手前に見えている黄色のキャタピラカーがMINDSTORMです.そのうしろはLEGOの新シリーズZNAP(ズナップ)で長男が作ったセスナ機.モーターでプロペラが回転します.ブロックを積み重ねていくのに比べて棒を縦横にパチっとはめていくので大きなものが作りやすいのが特徴.レンガと柱のちがいでしょうか.ただし付けたり外したりが固くて指が痛くなります.TECHNICシリーズのモーターを組み込むことができるのはMINDSTORM同様.ある程度LEGOブロックと互換性があるのでMINDSTORMでZNAPを動かすことも不可能ではありません.

    上の写真のようなR2D2を作ることができる DROID DEVELOPER KIT(DDK)も有名です.このR2D2の機構は「ブロックでよくぞここまで」と感心しました.先にご紹介したRISはプログラムをパソコンで組んで,それを赤外線で転送しなければなりませんが,こちらはパソコン不要のお手軽キットです.プリセットされた数種類の動作から選択するだけなのでちょっと物足りませんが,工夫次第でおもしろいこともできそうです.

    工夫次第でなにができるかわからないオモチャが好きです.

    ▽LEGO MINDSTORM公式ページ
    http://www.legomindstorms.com/
    ▽ZNAPを買った原宿のお店 Assist-On
    http://www.assiston.co.jp/
    (2001年現在ZNAPはすでに生産中止になっているそうです)

    ■ ロボット製作キットとして

    入力と出力がはっきりしているので子供にも説明しやすいですね.ただし素材が「ブロック」であることのメリットとデメリットがあります.

    いちばんのメリットは子供たちがとっつきやすいこと.ですが,小学校の低学年ではまだモーターで動かすためには各種ギアを組み合わせて機構部を組むのがむずかしいらしく敬遠されています.個々のLEGOブロック自体は丈夫なのですが,工夫しないとせっかく組み立てたものがモーターの力で自ら崩壊することがあります.

    本物の自動車にも使われているディファレンシャルギアがRISに入っていたのには驚きましたし,組み方次第で何が飛び出すかわからない面白さがあります.これぞ本当の意味でのTOYではないでしょうか.

    実際にはある程度まとまった作品を作ろうとするとギアだけでなくペグ(棒)や細かい特殊部品が足りなくなります.だから勢い,もう1セット買ってしまったり,TECHNICシリーズに手を出したりと思わぬ散財をすることに(笑).そのおかげで子供たちが各々ロボットを作りたいと言っても足りるだけの部品は揃ったと思います.部品は整理用樹脂ケースに分類しました.

    MINDSTORMをロボット作成キットと見た場合,制御プログラムを書くことよりもロボットを機構を(与えられた部品だけで)組み立てることにエネルギーが必要です.諸先輩の知恵を借りながら進めるのがよろしいかと存じます.

    ■ この世界への入口

    最近ではMINDSTORM関連の書籍もいろいろ出ていますし,インターネットでLEGOやMINDSTORMを検索すると多くのページがヒットします.中にはRCX用のセンサーを自作する猛者もいらっしゃいます.そういう意味では奥の深い世界です.

    またパソコンによるプログラミング不要のキットも発売され,製品のラインアップも充実してきました.オプションキットも次々と登場し,日々誘惑と闘っております.(笑)

    たいていの作品は組み立てて満足したら「土に返す」(分解する)のですが,ひとつだけ取ってある作品があります.それが「めだまのおやじ」という小さな2足歩行ロボットです.

    写真の奥に見えているのがコントローラ.人形が背負っているのと同型のモーターです.モーターの軸に車輪をつけて,それを回すと発電機になって人形が動きます.かわいらしいので部品が揃う方は是非お試しください.

    ■ プログラミングツール

    ROBOLAB
    MINDSTORMを教育用に販売しているラーニングシステムのページ.通信販売も行っています.
    http://www.mdstorm.com/robolab/index.htm

    NQC
    RIS付属のプログラミングソフトウエアは子供にもわかりやすいアイコン表示なのですが,慣れてくると物足りなくなります.C言語風にソースコードを書いてコンパイル,リンクしてオブジェクトをRCX(黄色い箱)に転送するのです.慣れるとこのほうが快適です.
    NQCは'Not Quite C'(C言語に似て非なるもの?)の略だそうです.

    http://www.mi-ra-i.com/JinSato/MindStorms/nqc/index.html
    http://www.baumfamily.org/nqc/

    ■ ブロック遊び

    もちろん,ふつうのブロックとして遊ぶこともできます.遊び方が決まっていないのがレゴの良いところですね.我が家では「基地づくり」が盛んです.(笑)

    August 2003