クビシメロマンチスト (西尾 維新)
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連続殺人鬼に古都は揺れ、世界は崩壊する。京都の大学で戯言遣い「いーちゃん」が仲間と送る日常は、連続殺人鬼 零崎との出会いで一変する。戯言シリーズ第2弾。 高2の次男いわく、戯言シリーズのあとに化物語が出たときには「なんて読みやすいんだろう」と思ったとか。わたしは化物語から戯言に遡ったわけですが、同感です。表現の問題だけでなく(あとのことを考えて?)すべてを語らないせいもあるでしょう。化物語では薄れている殺人ミステリーの要素を戯言シリーズにはあります。捻りが効いています。 著者があとがきで書いているのは『本書には目的を見失った殺人鬼と手段を見つけられなかった殺人犯とが登場します。殺人鬼も殺人犯も「なんだか変だな」と意識しつつ、それでも結局行為を止めることなく、殺人鬼は手段を果たし続け、殺人犯は目的を追い続けます。』 本書の主人公は京都の大学生。個人的に、最近京都、京大を舞台にした小説に凝っているので親しみがあります。興味のある方は森見 登美彦の「太陽の塔」「夜は短し歩けよ乙女」「四畳半神話大全」、万城目 学の「鴨川ホルモー」「ホルモー六景」をごらんください。 複雑な人間関係とそれぞれの思惑に理屈。噛み合わないところで殺人が起き、噛み合ったところで人が死ぬ。殺伐とした出来事のあと、玖渚 友に会えたのが救いでした。 あのキャラはホッとします。(笑) |